誰でもわかる国際理解教育や国連支援活動を中心としたblogです。              提供:資源循環プロジェクト

by fsun_rrp
 
民主化とは、どういうことですか?2.
[Vol.14] 2005.1.18



今日は、ミャンマーに飛びます。独立の父はアウンサン将軍。アウンサン・スーチー女史の父君です。将軍は、伊豆箱根方面で独立前軍事訓練を受けたりして、日本ともご縁が深い方です。さて、クイズです。スーチー女史の国籍は、どこの国でしょうか?



「ミャンマー?」「ぶー。」だから問題が複雑なんです。
 旧英国植民地のミャンマーは、今でも中学校以上の教育を英語で行うような国です。この国のエリートはオクスフォード・ケンブリッジ大学に学びました。これは統治後も変わらないようです。
女史もそのように留学、現地で結婚をし、イギリス国籍を取得。約10年前の1994年春、女史はまだ軟禁されていました。
どういうことだったのでしょうか?女史は、軍事政権の圧制から民衆を解放しようと国民民主連盟を作り、議会を抑えやがて政権を担おうと考えます。
この立場を、欧米は詳しく伝えました。この時、女史はイギリス国籍でした。どこの国に、他の国の国籍を持つ人が国家元首を目指せる機会があるのでしょうか?考えられません。
 女史は、欧米の民主勢力の支援もあり、国際世論も味方につけました。

小職はこの辺が釈然としません。「なあ~んでか?」
それは、カレン族のことです。この山間民族は、英国植民地時代にミャンマーの統治の頂点にいました。イギリスや欧州の国は、しばしば少数民族を頂点においてヒエラルキーを作り現地統治支配をしました。
 ミャンマーが独立した後、カレン族は、追われ虐げられるのです。これは、暗黒の時代にアフリカの部族同士がいがみ合い憎しみあったのと同じような構図です。
インドシナでは、英国と言わず、オランダ、ベトナムなども近いところでは中国米国も和平というより、そこの民の暮らしの安寧に大きな責務があると思います、当然ながら、わが日本国も。
 さて、女史の後押し報道をする偏向の多い?通信社ですが、ミャンマー政府が、過去の少数民族との血で行う清算にも追われ、c0031438_21541563.jpg他方で民主化を国際世論で攻め立てられても対応できるのでしょうか?能力の問題というより心情として。
多くの民は民主化に関心はありません。先んじて社会の安寧とゆたかな食物が優先するからです。
 昨秋、東京でミャンマー人有名歌手のコンサートに招待され、2000人以上の不法在留人が結集に驚き。郷愁と現実の狭間、矛盾に身をおき、国をおもい、懐かしむこころを伺い知るようでした。
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by fsun_rrp | 2005-01-18 21:16 | 国際支援の現場から
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