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by fsun_rrp
 
カテゴリ:スポーツと体育の国際年( 1 )
 
紛争の泥沼化を防いだ一人の選手
[Vol.2] 2005.1.2

元日恒例の天皇杯決勝は、東京ヴェルデイ1969が制しました。
今回、注目したいのは、選手でなく、優勝監督のアルデイレス氏のことです。
彼は、ワールドカップを3回制したアルゼンチンの名選手であるばかりか、
c0031438_14111330.jpgプロ入りのときに弁護士になるか?サッカーで生きるかで悩むほどのインテリジェンスを持つ人間です。
小生の学生時代、フォークランド紛争がおこり女王陛下の軍隊は、あっさりとアルゼンチン軍を制圧してしまいます。
当初、領土問題でもめたときに第三国で、サッカー勝負の白黒をつけたらとまじめに論ずる人が多いほどどちらもサッカーに関しては熱いのです。
もちろん、イングランドがサッカーの母国であることにもよりますが。
さて、紛争が起きたとき、かのアルデイレス選手はイングランド・プレミアムリーグで活躍する選手でした。
英国内から次々とアルゼンチン人が強制退去されてゆく中、アルデイレス選手は何も語らず去って行こうとします。
が、英国中のだれもが、アルデイレス選手の人格と紳士的なプレー態度を回想し、彼の退去を惜しみ涙で送りだしたのです。
彼は退去させられたというより、過激な英国人から守るために国外退去を勧告されたと言うべきでしょう。
彼の評価は、英国のアルゼンチンへの過度な敵対心をあおることのない、理性の防護壁となり、紛争の泥沼化を防いだのです。
さて、本年は、国連の定めるスポーツと体育の国際年。
そして、国連設立60周年です。
あるいは終戦60年、おおくのアジアの国では、第二次大戦勝利60年です。
なにかときな臭い国益がそれぞれの歴史観とぶつかり合い、感情的な扇動が、国際問題を複雑化させるかもしれません。
対国際関係に危機が迫るとき、ひとりのスポーツ選手の人格やその態度に現れる時があるものなのだとアルデイレス氏を見ていて思い出しました。
優勝インタビュー中身をサッカーの試合だけでなく、スポーツに対する姿勢や育成するサッカー人に対する態度から学べることも多いと思うのです。
アルデイレス監督のこと注目してください。


-連-
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by fsun_rrp | 2005-01-02 14:07 | スポーツと体育の国際年


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